非常用LPガス発電機が選ばれる理由
災害に強いLPガス
今、なぜLPガスの力が再注目されるのか?
分散型エネルギー※のLPガスは、災害発生時でも安定的にエネルギーを確保でき、持ち運び可能で長期間の保存ができるというメリットから、災害に強いエネルギーとしてその機能が注目されています。
国のエネルギー政策においても、東日本大震災をきっかけとして、災害時のエネルギー供給の最後の砦と位置づけられ、 有事に活躍するエネルギーとして大いに期待されています。
LPガスは、■迅速な復旧 ■可搬に優れる ■長期間の保存 ■安定した供給 ■環境にやさしい といった災害に立ち向かう力を備え、地域住民の安全と安心のために多くの課題を解決します。
分散型エネルギー供給と集中型エネルギー供給
※分散型エネルギーは、独立して稼働するので、災害時でも安定した供給を維持できる。
災害で止まらない
LPガスは、大きなボンベ容器に充填して配送される分散型エネルギーです。
分散型エネルギーは、電力などを介さずに独立して稼働するので、電力供給が途絶えた時でも持てる力を充分に発揮。災害時でも安定した供給を維持できます。災害で止まることがなく、迅速かつ確実な復旧を進めます。
場所を選ばない
LPガスは容易に液体にでき、液体にすると体積は気体時の1/250に。
容器に充填しており、さまざまな場所へすぐに持ち運びができ、速やかなエネルギーの供給が可能です。
災害時においても都市部や郊外だけでなく離島や山間部など、地方の重要なエネルギー源として幅広く利用することができます。
劣化の心配がない
LPガスの大きなメリットはほとんど劣化せず半永久的に長期間保存が可能。東日本大震災の際にも、被災地で重要な役目を果たしました。
あらゆる事態を想定して常備しておけるのも、LPガスの大きなアドバンテージです。
日本全国をカバーする
LPガスは、国民の重要なエネルギーとして全国総世帯の約半分2,500万世帯の家庭で使用されています。
全国をカバーする供給体制によって物流が寸断しても必要量が安定的に入手できるよう、全国に342か所の中核充填所(充填所は2,200か所)が整備されています。
トップクラスの
クリーンエネルギー
LPガスは、化石エネルギーの中でも天然ガスとともにCO2排出量が少なく、燃焼時の排出ガスも黒煙を含まない極めてクリーンなエネルギー。
地球温暖化・酸性雨・オゾン層破壊など環境問題への解決策のひとつとしても注目されています。
News能登半島地震で、その実力が見直されるLPガス
2011年の東日本大震災であらためて注目されたLPガスですが、その多くのメリットから災害時で活用されています。
そして2024年1月1日に発生した能登半島地震でも自衛隊や全国各地の自治体、ボランティア、団体・企業などの職員が現地の方々の避難生活や暮らしの再建を支援しており、LPガスによる仮設住宅での電気・ガスのエネルギー供給に活用されました。
他にも、甚大な被害を受けた石川県七尾市では、避難所となっている小学校でNPO法人が結成した災害支援チームがLPガスによる給湯・暖房・給水面を支援。持ち運びが楽でワンタッチで簡単接続できる次世代のコンポジット容器を使って、体育館全体を充分にあたためるパワーがあるガスストーブを使用しました。
今回の被災地では、LPガス事業者による支援や復旧活動がスピーディーに行われ、非常用発電機を使い、食事や入浴用として給湯に活用している施設も報告されています。
このように、災害発生時から避難者の方々の生活を一定期間維持するためには、電気、ガス、水のインフラが不可欠であり、それらを稼働させるLPガスの優位性が多方面から注目されています。